アダムスキー「生命の科学」講座は、
アダムスキーが亡くなる直前(1965年)に完結した。
その「著者あとがき」の最後は、
次のような祝福のメッセージで、終わっている。
—————————————————————————–
また、よき生活を望む一〇代の少年少女を激励しなければなりません。
未来は彼ら若者たちのものであるからです。
—————————————————————————–
このメッセージは、まさに、彼の遺言だといえるし、
「生命の科学」講座 を含む、彼の 宇宙哲学 の 終着駅 だと言える。
結局のところ、どんなに素晴らしい思想やノウハウであっても、
その行き着く終着駅が 所詮「個人的な(エゴ的な)悟り」だったら、
それは、未来の希望につなげていけるような力など、無い。
何のために、それを学んでいるのですか?
それを学んだ先に、何があるのですか?
そのノウハウは、誰を幸せにするのですか?
「個人的な悟り」だけしか見えていない限り、
何を学んだとしても、パズルは絶対に完成しないので、
最後は「虚しさ」や「悔しさ」が残るはず。
パズルは、人類全体で完成していくものだ。
自分は、そのピースの1片にしかすぎない、
と悟ることができれば、知識の活用方法が変わってくるだろう。
「生命の科学」講座には、
地球人類を数千年間縛り付けてきた
「エゴに起因する “恐怖心” に煽られて生きる」
という悪習から自由になる方法が、全編を通じて 語られている。
少年少女のうちに、この知識を学べたとしたら、
その後の よりよき人生をつくるのに、大いに役立つだろう。
押しつけではなく、彼らが求める時に、いつでも学べるように、
少しずつ 根を張っておく ことを、これからも続けていこうと思う。