部屋が散らかっていると、何か新しいことをやる気にならない。
以前は、部屋が少しくらい散らかっている方が集中できたが、
モノが増えてくるにしたがって、考えが変わってきた。
必要なものがすぐに出てこないと、精神衛生上も良くないので、
今できるところから手をつけていこうと思う。
私は一時期、整理法というようなものに興味をもっていたので、
いくつか実行してみて成果をあげているものもある。
でも最近さぼっていたので、今、ふたたび実行する。
7年くらい前からこのような、袋ファイルシステムを使っているおかげで、
必要な資料が見つからなくて苦労することは少なくなった。
小さいものも大きいものも、すべて角2号の封筒に統一し、
1ヶ所に並べることによって、びっくりするほど資料が整理できた。
数が少ないうちは、封筒の右上にタイトルを書き込んで、
適当に並べておくだけでも大丈夫だったが、
数が増えてくるともっと工夫が必要になる。
一時期、『「超」整理法』という本を読んだ時に、袋ファイルを序列せずに
左から時系列に並べていくという押し出しファイリングを試みたことがあったが、
これは挫折した。資料の出し入れの頻度がそれほど多くないので、
すぐに順番を忘れて、この中を掻き回して探すようになってしまい、しかも
頻繁に出し入れする資料はここに並べず、手元に置くようになってしまった。
結局今は、山根一眞氏の「デジタル情報の仕事術」という本に
書かれていた方法を参考にして、パソコンのファイルと連動させている。
パソコンのハードディスクに次のような形でフォルダを作成し、
袋ファイルにも同じタイトルをつけて、左から五十音順に並べていく。
ひらがな3文字の後に付けた記号が
*印の場合は袋ファイルのみ存在し、
●印の場合はこのフォルダの中にデータファイルが存在する、
という法則にしている。今のところ、これで満足しているが、
もっと良い方法があれば、バージョンアップをするつもりである。
私は仕事柄、ソフトをたくさん買い込むので、
箱やCD−ROMがどんどん増えていく。そこで、
箱は、このように潰して保管する。
時々、シリアル番号が箱にだけ書かれているような非常識なソフトがあるので、
こうやって一定期間保管しておくと安心だ。
CD−ROMもケースが非常にがさばるので、
このように中身をソフトケースに移し変えて保管する。
ただし、ケースにCDキーやシリアル番号が書かれているものは
無理に移し変えなくてもよい。
本の整理というのはとても難しく試行錯誤の連続だが、
本は読めば読むほど、ますます他に読みたい本が増えてくるので、
私の場合、増える一方である。うまい方法を考えないと本に圧倒されてしまう。
分類をしすぎるとうまくいかないし、かといって分類をしないと
本を探し出すのに苦労する。
一応パソコンで、どんな本を買ったかデータベースをつけているが、
それなりに活用しているが、細かく管理しようとは思わない。
本の整理のノウハウについては、あとでまとめて公開してみようと思う。
私は今のところ、以下のような方法で1000冊以上の本を管理しているが、
今のところ必要な本を一発で探し当てることができている。
<ビジネス書>
ビジネス書コーナーは、このようなスライド式本棚を使っている。
使い勝手はあまり良くなくても、たくさん詰め込むことができて便利だ。
それでもここは一番増加率が激しいので、常に間引きをして
数を調整していかないと棚から本が溢れてしまう。
新しい本を買ったら、その代わりに不要な本を捨てるようにするのだが、
必要な本とそうでない本を判別するのにちょっとした工夫が必要だ。
一度手にとった本や、常に手にとりたい本は必ず手前のスライド棚に置いて、
それ以外の本は奥の方にストックとして入れておく。
一番上には著者別に分類した本が並べてあるが、下の方は、
左から右への押し出し式になっていて、一度も手にとらなかった本は
間引きの対象になる。思い出がある本は残すが、
未練のない本は背表紙をコピーしてから処分する。
<仕事に直接関連する本>
主にパソコンやインターネットの本など、直接仕事に関連する専門書は
この本棚に集めている。この分野の本は技術の移り変わりが激しく、
古くなった本(Windows3.1時代の本等)は全く役に立たなくなるので、
3年経ってほとんどの本が入れ替わってしまった。
もちろん、役立たなくても思い出深い本は他の場所に移して保管する。
<教養・娯楽のための本>
趣味の本や精神世界の本は、寝室にあるこの本棚に置く。
これらの本はくつろいでゆっくり読みたい。
ここにある本のほとんどは捨てられないので在庫過剰になりがちである。
<パソコンのマニュアル>
別に本棚に、アクティブなものと非アクティブなものを区別して並べている。
古いバージョンのソフトの書籍やマニュアルも、一部は大切に保管している。
<保存用の本>
大学時代の教科書の一部や、自分に影響を与えた思い出深い本など、
捨てられない本は、ちょっと手にとりにくい本棚に詰め込んで保管している。
ただし、再び手にとる機会が少ないと思われる本は、ダンボール箱に保管している。
ダンボール箱に保管した場合は必ず、パソコンのデータベースに
「箱詰め保管」という印をつけておくので、なくなることはない。
文学作品などのように、わざわざ捨てるまでもない本についても同様の扱いである。
子供の頃に読んだ怪獣の本なども、一部は大切に保管している。
[ ホーム ] All contents copyright © 1996-2010 Shunichi Hosono All rights reserved. |