子供の頃に、何か楽器の習い事をしていたという人は以外に多い。
大人になっても続けている人もいるかもしれないが、
やめてからずっと手をつけていないという人もいるだろう。
私も10年以上のブランクがある。
小学校の頃、ピアノとギターを習っていたが、
当時は音楽があまり好きではなかったので、
それきりになってしまった。
自分自身の過去を振り返ってみて、
これはもったいないことだと感じたので、
今から再び始めてみようと思い立った。
べつにプロの音楽家ではないのだから、
自分の好きな曲を1曲でも2曲でもマスターできれば満足である。
気楽な気持ちで、マイペースで進めていけばよいのだ。
子供の時よりも効率よく、ポイントを掴みながら、
そしてもっと楽しみながら練習することができるはずである。
今まで一度も習ったことがないという人でも、
これから始めて不利になることは決してないと思うので、
ぜひ何か楽器を1つでもマスターすることをおすすめしたい。
ピアノは4歳から始めて、9歳くらいまで習っていた。
幼稚園の卒園式で「およげたいやきくん」を弾いた記憶がある。
どちらかというと、ピアノの練習がつまらなく感じていて、
辞める直前は嫌々ながらやっていた。辞めた時はスッキリした。その後、大人になってクラシック音楽の名曲・名演奏をたくさん
耳にするようになり、ふたたびピアノが弾きたいと思ったことがある。今度は音楽の喜びを知った上で、自発的に始めたので、
子供の頃とは違って、ピアノを楽しむことができた。
約10年のブランクがありながらも、赤と黄色のバイエルが
スラスラ弾くことができたので、とても嬉しかった。子供の時につまらない練習曲で基礎を体得したことは、
決して無駄にならなかったのだ。ところで...それにもかかわらず、
それから約10年、ピアノを触っていない。今度こそ、弾ける曲を作ろう。
好きな名曲が1曲でも弾ければOKとしよう。でもいきなりショパンのような難曲は無理なので、
一番簡単そうな、エリック・サティの曲が良さそうだ。
まずは、「ジュ・ト・ヴ(おまえがほしい)」を1曲マスターしてみよう。レパートリーが8曲になったら、
堂々と「私はピアニストだ!」と自称することにしよう。
小学校4年の冬、ピアノが嫌になって辞めた後、習い始めた。
こちらの方もあまり上達しなくて、中学に入ってからは全くやらなくなった。
その後、約18年のブランクがあったが、昨年2月に
ケーブルTVで放送している「ケイコとマナブチャンネル」
というのを見ていたら偶然、ギター講座をやっていたので、
突然、ギターのことを思い出して懐かしくなった。そして久々にケースを開けてギターを見てみたら、
前面の板が剥がれていたのに気づいたので、
すぐに修理をすることにした。ギターの穴の中を覗き込んでみたら、
製作者である「稲葉征司」さんの名前が書かれていたので、
試しにインターネットで検索してみたら、連絡先が見つかったので、
さっそく電話して修理をお願いした。それから約1ヶ月してギターが戻ってきた時、
これからはできるだけ毎日欠かさず弾くことにしようと決めた。これがそのギターである。
ところで、今満足に弾ける曲がないとつまらないので、
クラシックギターの定番といえば、
「愛のロマンス(禁じられた遊び)」と「アルハンブラの思い出」なので、
まずはこの2曲をマスターすることにしよう。ピアノと同様、レパートリーが8曲になったら、
堂々と「私はギタニストだ!」と自称することにしよう。
私が小学校2年生くらいの時、誰の影響か分からないけど
フォークギターが弾きたくなったことがある。
これはその時に買ってもらったギター(Morris製)である。フォークギターは弦の張りが強くて堅いので、
1本の指で1フレット全部を押さえるのが難しい。よく使う基本的なコードを8種類覚えて、
コード進行パターンをいくつか覚えれば、
とりあえず弾くことはできるだろう。そして、自分の好きな曲のレパートリーが数曲できれば
「私はギタニストだ!」と自称しても良いだろう。
昨年、すごく安く売っていた(3000円台)ので、
試しに買って挑戦してみることにした。よく使うコードを8種類以上覚えて、
「アロハ・オエ」や「Pearly Shells」等の
ハワイアン名曲が2〜3曲弾ければとりあえず、
「私はウクレレが弾けます」と堂々と言えるだろう。
クラシック音楽が好きになった頃から、
ヴァイオリンの音にあこがれていて、
ちょっとだけ体験してみたかったのだが、
昨年、何と一式セットが4980円で売っていたので、
とりあえず試しに買って弾いてみることにした。実際のところ、全くの初心者は普通の音を出すのも難しく、
ギターよりも敷居が高いような気がした。左手の方はあまり苦労しないけれど、右手の弓使いが難しい。
とりあえず、
・メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲の冒頭
・ベートーヴェンとドヴォルザークのロマンスの一部
などが弾ければ満足である。将来、時間がたっぷりできた時にじっくり取り組んでみたい。
[ ホーム ] All contents copyright © 1996-2010 Shunichi Hosono All rights reserved. |